Saturday, August 11

サラームアレイコム

残暑見舞い申し上げます。

うだるような暑さの峠は越えつつも、まだ寝苦しい暑い夜があったりする。
今日はは砂嵐がひどく、風が吹けば砂塵であたり一面薄茶色に。
いつもベランダから目にするアスマイ山も霞の向こうにある。

ちょっと前の話題であるが、昨年と同じタイミングで7月に北部の主要都市マザリシャリフを再訪問した。

市の中心には、ブルーモスクが据えられている。
その名のとおり、外壁や尖塔・ドーム屋根が、青を主にしたタイルで覆われている。
正式名称は別にあると思うけれど、まさにブルーモスクとしか表現しようがない。
何度見ても飽きない。
よく見たら去年と同じようなフレームの写真を撮っていた。
http://littletern.blogspot.com/2006_08_01_archive.html

この街では、女性の殆どがブルカを着用している。
ブルカ姿やベール姿の女性の数は、カブールよりはるかに多いが、風のない晴れた日は45度を超える日もあり、砂塵や暑さ対策という意味ではベールやブルカも必需品と思えてくる。
中央アジアに近いこともあって、ウズベク族・タジク族・トルコ族・ハザラ族などたくさんの民族がいる。
厳重な警備が敷かれて要塞化したカブールと違い、高い壁もないし、厳重な警備も目に付かない。街行く人の肩の力が抜けたよう暮らしぶりが、人々の活気をより近くに感じさせてくれる。
街には彩り豊かなメロンが山のように積まれてあふれている。
中廟にはイスラム教徒でなければ入れないので、中の敷地をぐるっと歩いて回った。
敷地内は大理石で覆われていて、土足での立ち入りは禁止。
入り口で靴を預けて中に入る。

色鮮やかな壁のタイルは、よく見ると花形、星型があったりして、幾何学模様を形成している。

ドーム屋根の曲線や、門のアーチ型ラインが美しい。
圧倒的な存在感が、厳粛的な雰囲気を一層強く与えてくる。

モスクの庭園には、白いハトがたくさん群れていた。
どこかの平和公園のようだった。

8/9からは、アフガン・パキスタン平和ジルガ(会議)が行われており、うちの関係者は万が一に備えて自宅待機中。週末を含めて今日で3日目。昨日の歩数計は、1,000歩に満たなかった。
明日はムシャラフ・パキスタン大統領が来訪するらしく、自宅待機解除も様子見になりそう。
市街通りには、パキスタンとアフガニスタンの国旗が掲げられ、友好ムードを演出している。
手を取り合って握手している幟もある。
夜中の9時になっても、掃除人が市内の通りを清掃していた。これまた普段は目にしない光景。
最近急に(しかも夜間工事で)ワジルアクバールハーン通りの再舗装が行われたのは、この行事に向けてだったのだろうか?
とはいえ、平和会議だと言うのに、万が一に備えて自宅待機。
ムムム・・・・。

*サラームアレイコム=あなたの心に平穏を。

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