Sunday, June 6

3Dと星と宇宙(そら)と

世の中3Dがブームだ。

少し前に、3Dが見える絵が流行ったが、未だに観ることができない。
では3D映画はどうだろう、ということで「Alice in Wonderland」を観に行ったが、専用メガネをかけても3D感覚が体感できなかった。視差を利用して奥行きに立体感が見えるとのことだったが、不発。使用機材の問題かと電器屋で最新3Dテレビを試してみたが、どの方式も観えなかった。こちらは駄目らしい。メガネを無くても観られるタイプが出てきたら、また検討することにしよう。

すっかり遠い昔となった学生の頃、「雲の名前」という本がドラマで紹介されたことがあった。松本を舞台にした「白線流し」に出てきたはず。それに続いて出された本で、「宇宙(そら)の名前」というのがあった。これも一冊買ったが、あまり覚えていない。東京の夜空は明るすぎるし、田舎で見るには、ゆっくりする時間もなかった。

社会人なってすぐの頃、友人に誘われて観に行ったのが、NHKのトップランナーの撮影で、「メガスター」を作った「大平貴之」さんが特集だった。一般的な科学館のプラネタリウムの投影数が数千個から数万個と言われた時代に、一個人の趣味が嵩じて完成された「メガスター」は、170万個の星を描くことができる。天の川も星を移すことによって再現している。最新鋭機では2千万個の星を投影できると言う。加えて、セガトイズが販売している大平さん監修の家庭用投影機「ホームスター」でも約12万個の星を投影できる。そんじょそこらのプラネタリムより、おうちでムードある演出ができるということか。

3Dに星の鑑賞に、どうせするならこのコースということで、勝手CM(これも一時期Youtubeで流行った)をする。

1.自宅で 【ホームスター】
一度買ってしまえば、ずっと楽しめる・・・と思いながら、結局持っていない一品。http://www.segatoys.co.jp/homestar/index.html

2.上野で 【国立科学博物館「シアター360」】
2005年の万博「愛・地球博」で公開されていたもので、地球の100万分の1の大きさの球型ドーム(直径12.8m)の内側スクリーン360度全方位に映像が映し出される全球型映像施設。プラネタリムとは関係ないが、この映像は迫力満点。
立ち居地に困るが、一度試した際は、入って右側が正面となっていたので、入って右側のスクリーンに向かうのが良いかも。
http://www.kahaku.go.jp/news/2006/theater360/index.html

3.三鷹で 【4D2Uシアター】
国立天文台にある4次元デジタル宇宙シアター。
春の桜散策で歩いた際に、国立天文台で偶然見つけた、優れモノ。限定一般公開中
天体や天体現象を空間3次元と時間1次元で可視化を実現した、4次元可視化実験システム。
グーグルアースのようにズームアウト/インを繰り返し、太陽系の端までグングン飛んでいく。迫力満点。専用メガネを付けてみる方式だったが、そういえばこのシステムはちゃんと見えていた・・・。なぜ?
http://www.nao.ac.jp/about/mtk/4d2u/index.html

4.プラネタリウムで 【日本未来科学館】ほか
大平貴之さんの開発したメガスターを楽しめるのは、常設機械としては国内3箇所あり、お台場の「日本未来科学館」と川崎の「川崎市青少年科学館」が有名。最近は神奈川工科大学の「厚木市子ども科学館」も評判のようだ。
宇宙飛行士毛利衛さん(現未来科学館館長)に「宇宙空間で見た星空そのものだった」と絶賛したほどで、一度観に行ったことがあるが、500万個はかなり明るく、まぶしいくらいだった。
http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/megastar2cosmos/

5.浦安で 【Captain EO】
「Captain EO」が東京ディズニーランドで再上演することになった(2010.7-2011.6)。
MJの先進性がここでも証明されたと言えるかも知れない。
http://www.olc.co.jp/news_parts/20100426_01.pdf (←注:PDF)

6.谷川岳で 【星の鑑賞会】
でもやっぱりホンモノには適わないから、コンタクトを買って、山に行こう。
http://www.enjoy-minakami.jp/area/hosino.html

7.おまけ 【宇宙飛行士のツィッター】
ここまで書き連ねてみると、単にお気に入りをメモしているだけなのだが、7年かけてイトカワと地球を往復した「はやぶさ」が還ってくるし、宇宙飛行士野口聡一さんは半年以上の宇宙滞在を経て無事に帰還したし、いまがまさに宇宙がマイブームなのである。
http://twitpic.com/photos/Astro_Soichi

イギリスVirginグループが事業運営しているスペースアトランティック社による宇宙旅行(大気圏外飛行)は、2千万円でいけるらしい。ほんの数十分程度無重力を体験できるらしい。一生に一度の経験ならありかもなぁ。50億円積んだら、宇宙ステーションにもいけるようだけど。日本人でやったら批難轟々かも。宇宙で国際協力・・・ってのは無いだろうなぁ。さすがに。宇宙平和となると、別のスキルも必要だろう。何も宇宙まででて世界平和を唱えるのも錯誤だろうし。
宇宙まで出て行って何をするか、結局は、地球の素晴らしさを感慨深げに思いながらずっと眺め続けるだけなのかも知れない。宇宙の深淵を覗こうとすれば、そこにある孤独に吸い込まれてしまって出てこられなくなりそうな感じもする。

まぁ地球でおとなしく望遠鏡を眺めているのが、正しい構図と言えるのでしょう。

1 comment:

まりこ said...

星はいいですね☆
杉田君のブログを読んでいたら星が見たくなって窓から眺めました。
今夜うちの窓からは星が1つだけ見えます。

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