改めてMichel JacksonのPromotion Videoを観ると、すごいなぁと思う。
今の時代でも画質を除いては、色褪せない力強さ、歌のメッセージ、ダンスも最高だ。
(Moon Walkはともかく、あんなにくるくる回っているとは思わなかった。)
7/1 WedのAmature Nightでは、MJ Tributeが行われた。New Yorkの125th通り、HarlemにあるApollo Theaterには多くの人が詰め掛けている。最後に残っていたチケットを窓口で買った。販売員に「おめでとう」と言われる。チケットを買えなかった後ろに並んでいた黒人女性がインタビューを受けていた。
Jackson 5から始まり、ずっとスターダムの頂点にいたMJ。このApollo Theaterでのデビューから彼の輝かしいキャリアが始まったそうだ。オバマと並んで、黒人スターを輩出した場として、再注目も浴びていると感じた。
満席の公演では、多数のメディア・報道人も詰め掛け、音楽記者と思われる人も観客席に入り込んでいる。なにやら異様な熱気に包まれていた。観覧客からの自己推薦によるMJパフォーマンスから始まり、MJ功績を振り返るShort Videoの上映が続く。子どもたちによるパフォーマンスは、将来のMJに期待して、Booing無しの心憎い演出。創作ダンス、手話バレエ、歌(シングル、デュエット)などなど、多彩な顔ぶれ。女の子が多かった。最近、Amature Nightから巣立った若手新人の歌もあり、MJに続けとばかりの演出が続く。
インターバル後の幕開けには、Thrillerのダンスパフォーマンス。地元の高校生によるものだろう。いつものAmature Nightはここからが本番。容赦ないキックアウトもあれば、しっかり歌い切った人も。
遠慮の無さがいい。Booingする方がEnergyがいるように思えた。(手を叩いている方が実際は気楽。)
こういう盛り上げ方は、まさにアメリカ的だなぁと思った。
司会者の感傷的にならない、前向きでユーモアがあって、でも下品じゃない(上品でもないけど、ひねりの効いたコメントや突込みをいれたり)Tributeの運び方は、世の中の明るさ・MJ後の可能性、語り継ぐべきものを上手に魅せてくれる。
晩年のスキャンダルよりも、好意的に彼を取り上げていたのが、とても印象的で、今さらだけどすっかりMJのファンになって帰ってきたのだった。
もっとも、MJの逝去後、雨後のタケノコのように記念Tシャツやら、帽子やらCD、缶バッチ、ポスターなどなど、ありとあらゆるものが溢れて路上販売されていたのも逞しさを感じた。ついこの間まではオバマグッズで溢れていたものらしいけれど。オフィシャルグッズを示すためのホログラムシ-ルまで付いていたり。いつの間に手配したのか、どこからそんなものなのか・・・。調達時間を考えるとNY市内に生産拠点があると考えるのが自然で、この都市生産性(生産能力)は、ムンバイのダラビ地区に並ぶものがある。ムンバイとの違いそうした工場が、表立っては見えないところ。また興味をそそる点である。
並んでアイス屋も立っていて、熱気と暑さで飛ぶように売れていた。チェリー味のジェラートでは舌と唇が真っ赤になってたけれど、美味しかった。
Michel Jacksonの葬儀は盛大に行われ、そこで話題は一服した感がある。
7月に予定されていたロンドンO2公演はもちろん中止になったけれど、O2の周りでは彼を称える集会も行われたらしい。Life is still going on... すっかり話題にならなくなった時代の移り変わりの速さを感じつつも、彼ほどの話題を集める人物は今後そうそう現れないだろう。MJの安らかな眠りに合掌。
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