12月14日にこの冬初めての雪が降った。
12月19日から第2イードで、一足早い年末年始休暇となった。
大晦日にあたる18日から、週明けの22日まで連休である。
(ちなみに休日調整のため、年末年始は31日と1日だけがお休み。)
12月11日から15日まで理事長がカブールを訪問したため、受入準備等でここしばらくドタバタしていた。16日には新旧所長の交代もあった。
(今となっては前)所長の「おもてなしの心」(by加々美屋)を合言葉に、随所に配慮の行き届いた受入態勢を事務所員全員で作り上げたことで、理事長訪問もつつがなく終えることができた。理事長訪問のニュースが世界を駆け巡るかと期待していたが、来訪直前までプレスリリースを控えていたこともあり、ほとんど報道されることもなかった。アフガンにおける関心の低さか、自分たちの自意識が高すぎたのか、ちょっと残念な気がした。今回の訪問で理事長はカルザイ大統領より勲章を叙勲された。アフガニスタンで女性に与えられる最高位の勲章に相当し、同勲章を初めて授与される栄誉である。
前所長の離任日、出発前の見送りにいったら、非常に温かい言葉を頂いた。正直に嬉しかった。
尊敬すべき人がまた去っていく。人を通じて得る経験は、無二の経験であり、それこそが自分を創りえるのだと改めて思う。貴重な経験を得た分をどこかで還元できる人間になりたいと思う。
例年冬を迎えると少なくなる反政府勢力の攻撃は止むことなく、タリバンの心理戦が続いているのか、カブール市内での事件が高止まりしている。Hit and Awayのような感じで、散発的にロケット弾や市内でのテロが続いている。いつもにまして市内に近いところで事件が起きている点が気がかりである。
初任地が一緒だった同期が会社を辞めることになった。事務所のスタッフも入れ替わる。
特にうちの事務所は出入りが激しい。ナショナルスタッフの歩留まりも高くなく、2,3年で転職してしまう。
人の動静に敏感なこの頃。なんとなく今の自分でいいのかなぁ、なんて考えが頭を巡っていく。いろいろやってみたいことがある。論理的思考に乏しいから、短絡的な思いつきが先に立ってしまうのが情けないところだけど、うまく言葉にできず、行動に移すこともできず、どうしたらいいのか判らない。
しばらくゆっくり考える時間もなかったから、この連休中、のんびりと過ごすことに決めた。これからの自分の駒をどう進めていけばいいのか、とりあえず心の余裕の回復に努めているところ。
ミスチルのライブビデオを見ながら、ボケッと歌詞を追ってみたりする。センチメンタルに浸っている場合でもないが、中学生の頃、歌詞を真似て書いたラブレターの相手を思い出してみたりする。
冬来たりならば、春遠からじ。
本格化するカブールの冬。来春に向けた種播きに向けて、自分を耕す季節にしたい。
Wednesday, December 19
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1 comment:
ほえー。そっちはいまがお休みなんだねぇ。
年末会えなくて残念だけど、こっちに帰ってきたら連絡くれるとうれしいと思うよ。
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