Monday, June 18

飾る日も、飾らない日も、

カブールの週は土曜日から始まる。
週明け、土曜日、日曜日と連続して市内で自爆テロがあった。
土曜日の午前中は統計的に事件が多い。自爆テロのターゲットは先鋭化しており、目標は内務省警察、アフガン国軍、駐留多国籍軍と明確である。土曜日は少し緊張する日だ。

北に位置するタジキスタンの在留邦人は10人程度なのに対し、アフガニスタンにおける在留邦人の数は100人を超える。人道支援、外交関係、援助関係者がほとんどだ。

昨年あたりから政府関係者や外国援助団体関係者が反政府系勢力に巻き込まれる事件が相次ぎ、少し増えている。マスコミを狙った事件も起きている。テロ犯罪以上に、一般犯罪も増えている。

捗らない復興。撤退するNGO。先細り始めた国際支援。広がる格差。

事件のあった日、ひどく気分が落ち着かない。
平気と思っていても、身体の芯は震えていて、自分がさほど強くないのだと改めて思い知らされる。
カブールの空はあんなに蒼くて高いのに。

1 comment:

Anonymous said...

何気なく書かれている日記の中に、「命がけ」での在留がありあり。
それなのに、お仕事のひとつである復興が捗らないと、いろいろな思いが胸をよぎることでしょう。
「お気をつけて」と言っても、気をつけようがない。。。言葉は無益ですね、こんな時。

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