熱帯夜が続いている。今週は久しぶりに雨が降った。週末の木曜日、しかも雨のコンディションで市内で自爆テロ。「捨て身の自爆テロですね」、というアナウンサーのコメントに対し、「自爆テロは捨て身です。」という解説員のアホなコントをふと思い出した。
うだるような暑さを救うかのように、フルーツのおいしい季節になってきた。
ブドウにマンゴにスイカにメロンにバナナ。どれも甘さが凝縮されていて、とってもジューシー。マンゴは1個25アフガニー、約60円。カブールの物価水準でも高め。モノはパキスタンからの輸入品。
アフガンにおけるブドウは90品種以上あるといわれる。カリフォルニア特産のレーズンも、もともとはアフガンから持ち込まれた種と言われている。
ワインにしたら美味しいのかなぁ、と思ったが、ここはムスリムの国である。その昔、少し生産していたことがあったとも言われているが。
久しぶりに出席した道路分野のドナー会議にて。
すっかり馴染みになったと思わせるような顔ぶれ、議論の和に入るぎこちなさも減った。
1年分の経験が少なからずアドバンテージを働かせているような感じ。
全体の進展は捗々しくないが、少しづつ前進する省の実施体制強化にもっと貢献できたらと、気合を入れなおす。そのためにはもっともっとインフラセクターの勉強が必要だけど。
最近のアシスタントの仕事ぶり。
残りあと一歩、カブール税関の手続きをクリアして、コンテナ機材を開封する作業が残っている。
輸入手続きに慣れていないので、いろいろと手探りの通関作業。
政府内の部局間の連携が十分でないのと同時に、事務所内でも総務班と業務班の連携が不十分。
早合点の傾向のある彼の場当たり的な対応時に、手続きを担当する関係機関も縦割りなものだから、また2歩進んで1歩戻り、3歩進んで2歩戻るような按配。経験の多い総務班ともっと手続きをしっかり調べて対策を練ってから対応しろといったものの、今週は時間切れ。
あちこち駈け合って一週間頑張ってみたけど、結局コンテナ機材を開ける許可が得られず。こっちは日本だぞ、なんとかしろ~という彼の交渉態度と、関係機関側もうちが正しいという譲らない姿勢もあって、随分ストレスを抱えた彼の報告ぶり、かなり興奮している。一週間分の相当なストレスを抱えたようだ。機材を受領することが我々のゴール。粘り強く、かつ忍耐強くフレンドリーに交渉に臨むよう伝える。あと一歩、最後までやりとげた後の満足感を見てみたい。
とある病院の支援の面談にて。
電話一本で直接院長とアポが取れるようになった。
お茶を飲みながら雑談から始まる。
「病院を訪れる患者の心療法にいいかと思って整備してみた」、という院長肝いりの庭園を見せてもらう。いろいろな花が咲き乱れていて、確かに綺麗、それに広い。ベンチや街灯も置かれている。
「いくらかかったと思う?」と聞かれて、相当かかっただろうと思って「10,000ドルぐらいですか?」と振ってみたが、意外と残念そうな顔をする。まさかもっとかかった?と思いきや、「1,000ドルかけたんだ」と言う答え。この国の相場感覚に疎いために、院長には申し訳ないことを言ってしまったが、それでも私財として1,000ドルを病院(国立)のために注ぎ込む院長の姿勢に、いたく感心した。「公衆衛生省に言っても、全然予算が回ってこない。施設の維持管理費用どころか、医薬品調達やスタッフ給与の予算確保すら、省の対応が遅れている。だったら自分でやってしまおうと思った」という。ちなみに庭園内の花は、病院スタッフに呼びかけて、一人一苗持参してもらったとのこと。この心意気、行動には感服である。病院施設内の道路や駐車場も、携帯電話会社の病院敷地内へのアンテナ設置の見返りに再舗装してもらえることになったという。
去年の今ごろはワールドカップで大騒ぎしてたっけ、と思い出しながら、週末の明日はまたフットサルで歩数を稼ごうと思う。万歩計買ったのに、未だに一万歩を超えた日がない。そんな今日この頃。
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