Newroz Mubarak !

3月21日は、アフガン新年である。

と言うわけで、改めて、あけましておめでとう＝Newroz Mubarak（ナウローズ　ムバラク）
日本のようなお正月という年の瀬の忙しなさと年明けの朗らかな雰囲気はなく、欧米のように花火やカウントダウンが行われるわけでもなく、中国の旧正月のようにそこいらで爆竹がなるわけでもない。
カブール市内では幾ばくばかりかの電飾が交差点にかけられ、マスードスクエアにはカラフルな幟が立れられていた。

宗教行事という意味合いも薄いのかなぁ、と感じつつ、結局20日は半ドンとなり、21日はおやすみ。
週末である23日（いわゆる金曜日が日曜日にあたる）を挟んだ22日は官公庁は休みとなって、巷は3連休である。

カブール市内のオリンピックスタジアム（オリンピックを開催したわけではないが、国立競技場みたいなもの）では政府高官を前に新年を祝うパレードが行われ、国営テレビで中継をしていた。
何とか青年団みたいな人たちがスコップやシャベルを持って行進したり、何とか地方の代表みたいな人たちがパシュトゥの伝統的な踊りをしたり、何とかスポーツ少年団みたいなカンフーやボクシングの披露があったり、何とか勤労奉仕団みたいな人たちが軽ワゴン車に自分たちが育てた植木や花を乗せて行進したり、と解説のアナウンスが理解できないのが残念だったが、なかなか興味深いものを見た気がする。

柄の長いスコップをカンフーバトンのようにクルクルまわしていた叔父さんが、一番注目を集めていて、調子に乗った叔父さんは延々とスコップを回し続けていた。
せっかちな自分としては、「もういいよ、早く終わって・・・」と感じるところで、会場にいた進行係と同じような気分だったが、あえてそれを制止させることなく、何となく場の雰囲気に促していたあたり、こんなものもありかと思った。

年度もこの日に変わる。
桜の代わりにアーモンドの花が咲き始めた。

明日から心気一新、また頑張りますか。