Sunday, December 31

七味・五悦・三会

今年も暮れていく。

去年の今ごろは・・・なんて振り返ることの方が多かった去年比べ、
来年の今ごろは・・・と逆に将来を考えてしまうことの多かった今年。

来年はどこでどんな風に年を越しているのだろうか。

14時ごろからカブールに残った関係者同士で宿舎(コタツ部屋)に集まり、所長の手料理をいただく。
満を持して「おでん」も登場。先日、日本で買ってきた「おでんの素」は邪道と言うことで一蹴されたが、確かにうまい。酒飲みばかり集まったこともあり、ビール、日本酒、焼酎、甘酒、ワイン、全部美味しく頂きました。

日本時間に合わせて、JSTVの紅白歌合戦を観ながらの宴会。
自家発電機の不調で電気が中断し、中継が復活したら、歌が終わっていたという当地独自の演出も加わったが、さだまさしの案山子は良かった。今井美樹や平原綾香も良かった。

実家で紅白観戦となると、大抵の場合ハモリ合いとなり、例によって「うるさい!」と妹の鉄拳が飛んでくる。結果、静かに見ることが多いのだが、今年は芸能情報に詳しい人がいて、あれはいつ離婚した、別居した、と始まり、いろいろな方向からの突っ込みもアリ、にぎやかな観戦と相成った。

途中のNHKニュースで、バンコクでテロがあったとの報道を知る。
あわててバンコクに休暇に出たアフガン関係者の安否確認を開始。30分後に無事を確認。
アフガンを抜け出しバンコクに休暇に行ってまで、テロに遭遇した彼女らは、大したタイミングだ。
ホント無事で何より。いつであっても気が抜けない。
タイトルの「七味、五悦、三会」。
去年、雑誌で見つけた言葉で、一年を振り返るキーワードである。
覚書きまでに、想い出すままに書き連ねてみる。

七味:
・ガーナ事務所のそばにある屋台の「焼きバナナ」(←ほっくり感が最高だった。)
・赴任したばかりの事務所スタッフの結婚式で食べた「プラフ」(アフガン式炒めごはん)
・北京で食べた「北京ダック」(←ほんとに本場はうまい。)
・長崎の結婚式で初めに出た、お吸い物「尾鰭」
・カブール市内のイタリアンレストランの「ピザ」(→すっかりお気に入りである。)
・カブールで頂いた所長、関係者、スタッフの「手料理」(みんな上手です。恐れ入りました。)
・風邪を引いたときに食べたレトルトの「おかゆ」

五悦:
・箱根への家族旅行(全員そろったのは久しぶりだった。自分が抜けていることが多かったけど。)
・北京での夏休み
・ガーナへの出張
・バーミヤンへの出張
・移動の飛行機での出会い(「会」の範疇だが、楽しかったので)

三会:
・友人との再会
・赴任したアフガンでの出会い
・11月の幼馴染の結婚式

今年もあっという間だった。来年もあっという間だろう。
素敵な一年となりますように。
「成功する人間になろうとせず、むしろ価値ある人間になろうとしなさい。」
「豊かさは地域の人々が決める。彼らが目指す豊かさを、共に目指しなさい。」
「心から祈るということは、命懸けでその願いを追いかけるということ、それが愛をかなえる力を生む。」

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