期待をしないと、かえって願いが叶うものか・・・。
それはそれでつまらないことだと思いつつも、まぁ願いが叶うならば、あえて関心を見せずに放置しておくのも一つなのだろう。
自分の性格上、とても難しいことだとは認識しつつも。
それはさておき、
今日、今後の技術協力の可能性について話し合いたいというので、RTA国営放送(Radio Television Afghanistan)の局長に面会に行ったところ、サッカーの話題になった。そこでとても耳寄りな特ダネを入手した。
なんとアフガニスタンでサッカーWorld Cupが見られるというのだ。しかも生中継で。
局長によれば、FIFAの特別協力をもらったと言う。
そんな局長は、いわゆるGerman Afghan。ドイツ暮らしの長いアフガン人で、そういわれてみると、彼のオフィスは他の省庁と違って、明るくて、調度品もなかなセンスが感じられた。
で、既に"生"中継のためのエンジニアスタッフをドイツに送り込んだとも言う。
そのRTAの放送機材や放送局施設建設を日本が支援したのは、ちょうど一年前。
参考↓
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/anken/gaiyou/odaproject/middleeast/afghanistan/
contents_01.html#011506
当初は全く中継されることを期待もしていなかったので、外国人向けのどこそこのレストランで中継をやるとか、あるホテルでは5ドルの入場料を取ってスクリーン中継するとか、衛星放送の有料チャンネルでは見られるらしいとか、そんな情報集めに奔走していたものだった。
まさかこんな形で、しかもローカルテレビでサッカーの生中継が見られるとは・・・。
時差の関係で、カブールでは、1試合目が17時半、2試合目が20時半、3試合目が23時半から見られることになる。ある意味日本より贅沢かも・・・なんて言ってみたりして。
局長としては、街頭にテレビをいくつも設置して街頭中継をしたかったようであったが、予算不足のため、それは実現できなかったとのこと。
(で、日本に支援しろと・・・ちょっと遅すぎる。ていうか、それは無理。)
ちょっと懸念もあって、そもそも本当に中継が行われるのか(掛け声ばかり威勢が良くて、その後、約束事がまともに履行されないのは、アフガニスタンの常)という点と、USAIDがカブール市の電力供給に必要な発電用軽油の調達支援について、6月一杯で打ち切るとの表明があり、7月以降は電力供給が不安定になることが想定される。
そうなると、せっかく生中継がきても電気がな無くてテレビが点かなかったら、本末転倒だなとちょっと切なく思いを抱きつつ、アメリカが勝ち進んだら、ひょっとしてひょっとするかも?
まぁ、ヘタな期待は禁物か。
6/11追記:
本当に全試合中継していました。RTAと、民間放送局のARIANA、TOLOの3局で分散放送。実況中継のダリ語解説の声が大きくて、歓声はおろか、試合の雰囲気が全然わからない。得点が決まっても、ゴ~ル!なんて叫ばないので、あれ、入ったの?と言う感じ。明日の日本戦は、宿舎でプロジェクターとスクリーンを用意してパブリックビューイングする予定♪
Friday, June 9
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