昨日・今日はWhite City と Curfew が出された。
何のことか言うと、終日自宅待機と夜間外出禁止である。
アフガンは危ないと言われていたものの、まだまだこんなものかと考えていたが、
先月の政府施設へのロケット弾着弾事件に比べても、昨日起きた市民によるカブール市内の暴動では、初めてこの現場で働くことの深刻さと自分の甘さを認識した経験だった。
朝頃に起きた米軍と民間人の交通事故に起因した市民の暴動は、活動時間中の昼間に騒動が拡大したため、市内各地の暴動発生状況を把握しつつ、関係者の安否確認と避難状況、宿舎への退避ルートの確保に追われた。
騒動に乗じた窃盗や放火、随所で銃撃戦や火の手が上がっているとの情報もあり、迂闊に外にも動けない状況の中、安全確保できる場所での待機を優先した。
White Cityの措置に伴い、国連や援助関係者が一切姿を消した本日の市内は比較的平穏で落ち着きを取り戻した。
今回の事件で注目すべき点は、
1.裏に扇動者がいる暴動ではなく、一般市民の反米軍感情と日ごろの政府への不満が爆発した事件であり、いつ何時、同じようなことが起こりうるか判らない、
2.国連関係施設や国際NGOの施設も襲撃に遭ったことは、援助関係者であっても標的になり得る事を改めて認識させた
ことにある。
ま、明日には通常の勤務体制に戻れるだろう。
油断せずに明日もファイト♪
06/06/03追記:
市内は何もなかったような状態に戻り、国連も通常の体制になった。パキスタン大使館の前にビザ取得で集まる人だかりを見て、「デモが起きている」なんというデマも出たりしているが、しばらくは神経質な時間が続くかも知れない。
自分自身少し過剰反応だったことを反省しつつ、冷静に状況を見守りたいと思う。
Tuesday, May 30
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment