少し前に、とある都内のNPO法人で、VGC講座を受けてきた。
講座の解説をそのまま用いれば、
「視覚に訴えた+ジェスチャーによる+コミュニケーション」。
Body LanguageとSymbolとFacial ExpressionとSignを組み合わせた視覚語彙スキルを見につけようというものです。
講座では、
1. 自分を表現する時のVGC
(例:身体的特徴や服装、性格や趣味で自分を示したり、ある人を特定したりする。)
2. 有形のものを示すVGC
(例:かたち、肌触り感を示す。)
3. 場所・位置を占めすVGC
(あるものの位置、テーブルに置かれたコップを表現したりする。)
などを表現しながら学びました。
VGCは、とってもベーシックなコミュニケーションスキルですが、言葉がなくても適用できる読み取り表現能力として、概念が整理されたもの。概念といっても、今回学んだのは表現の引き出しを整理したもので、これを示すには、この表現、という一つ一つの表現単語を学ぶものではない。もちろん、より分かり易く示すための、基本的な表現手法は教わりましたが。
身近な例で言えば、スキューバダイビングや消防士のコミュニケーションでもVGCが使われます。もっぱらSignが多いのでしょうけど。
青少年活動でもジェスチャーゲームなんかで、いろんなモノを表現する遊びがあるけれど、なかなか奥が深い。表現一つとっても、みんなばらばらだし、意味やアイデアが織り交ざって創造力が掻き立てられる。
異文化コミュニケーションにおいても、言語能力の習得ばかりに囚われてしまいがちだけど、いかに視覚的に分かり易く表現できるか、言語無しに深い理解が得られるか、そんな可能性を改めて認識した時間でした。
注)まるでウルルン滞在記のような講座ですが、本来は「手話」が言語になる原点といわれる概念です。参考まで。
Monday, February 27
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