先週カブール界隈で話題となった携帯電話ウィルスの流言飛語のはなし。
内容は「国際電話や特定の番号(888や0000)からの電話を取ると、携帯電話を通じてウィルスに感染して死に至る」というもの。
これに対する周りの反応として、
1.まず噂を聞いた事務所のナショナルスタッフが、メールで所内に注意を呼びかけた。
2.これに対して、「単なるデマだ、落ち着け - only kids believe」と同僚からの速攻の返事。
3.携帯電話キャリアのカスタマーサービスから、噂自体を否定するメッセージが流される。
4.巷では、内政の混乱を狙うタリバンの仕業だ、なんて話にまで飛躍。
5.かかる混乱を受けて、アフガン政府までが事態収拾に乗り出し、根拠の無い噂であるとして沈静化のための緊急声明を発表し、メディアを通じて繰り返し注意喚起。
これらのうわさは、その前の週に似たような騒動が起きた隣りのパキスタンから伝わってきたと言われている。
携帯電話ウィルスと言っても、例えば着信時に携帯機器から何か得体の知れないものがじわ~っと湧き出てくるような生物学的なウィルスではないため、感染→致死と言うのはありえない。
もう一つのウィルスである、迷惑メールやスパイウェアと言ったコンピューターウィルスとの混同から発生したと混乱と見られる。
噂話に翻弄されるほど、アフガン国民が平和になったと言っていいのか、それともさらなる混乱への序章か、最近やたらとデモの多くなったカブールでの一騒動であった。
Saturday, April 21
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1 comment:
ナショナルスタッフの慌てふためきぶりを想像して、何て純粋なのだとニンマリ。
そういうことを信じられる自分に戻りたい気持ちも少々。。。
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