Monday, April 9

このきなんのき

カブールの春の訪れを画像とともにお送りします。

桜かアンズか、ある政府施設の庭園の風情ある樹木を眺めて同僚と交わす議論は、さっきまで参加していたアフガン開発会議よりも盛り上がる。その会議の名もAfganistan National Development Strategy。略してANDS(アンズ)。語呂がよろしいようで・・・って日本人にしか通じないか。やたらと省略語の多い国際会議。一見さんはお断りの雰囲気というかやがて眠くなってくる。
大方の予想通り?か、それとも意外とこんなものか、この頃、週一回のペースで何かしらの事件が近くで起きている。 と、同時に無用の緊張感を抱え、やたらと気疲れする。テロ件数では、昨年の同時期と比較して4倍との統計あり。

春の訪れと同時にカブールに殺到するのは反政府勢力ばかりではない模様で、先日は、ジャララバード市からアフガン政府に対する支援を求めてデモ隊が街を行進していた。
地方から国への陳情も増てきている春この頃。
国際支援による復興の果実を地方と中央が平等に分け合えることの重要性が、アフガン支援の成功へのカギであると言われる。
巷での春の華やかさとは裏腹に、仕事上の年度末が無事に越えきれず、まだまだ業務のバックログが消えていかない。

「価値判断をすぐにしようとせずに、まず受け入れてみること。それが異文化社会での上手に適応する秘訣ではないか。」
一人ごちていることの多いこの頃。
ブログ書く暇があるなら、さっさとこの仕事片付けなさいと・・・。

No comments:

Archive