通りは相変わらず泥だらけである。もう少し乾くと今度はホコリだらけになる。
事務所のパートナースタッフが言うには、カブールで雪が降るようになったのは、タリバンが支配するようになった頃からだという。ホントかよ、と半ば冗談で流したけれど。
ウズベキスタンの雪はどうなんだ、と併せて聞かれたが、そんなの分かりません・・・。
今日は早めに仕事を切り上げ、夕食を済ませ、DVD「Little Buddha」を観賞。
以前にどこかで観たことがあったなぁと思い出したが、いつだったのか覚えていない。
何となく背中がもぞもぞする感じ。
思い出せないもどかしさか、単なる運動不足か、それとも今日の予防接種のせいか?
舞台となっているシアトル、ブータンへの渡航経験や、最近ちょっとかぶれている南西アジア文化を背景に、映像の隅々に無駄な考察をしていた。
シッダールタ王子(ブッダ)が瞑想を続けた末に見い出した境地、そこで取った行動に共に修行に励んでいた者たちが失望して去っていくシーンがある。そこで彼が言う。
"Learning is to Change"
その一言が頭に焼き付いた。なるほど、自分にとってなかなか示唆のある言葉だ。
全体として、色使いがとても鮮やかな映像だった。
赤が基調となって、アジア的な暖かさを醸し出している。
今週、カブール市内でミカンが手に入ることが判明。
見た目も味も三ケ日ミカンの似ていて、無骨な感じで種もあるが、味は酸っぱめだ。
宿舎ではNHK Worldが見られるコタツ部屋が用意されたので、年越しの準備は早くもバッチリである。
ふと振り返って、赴任前の東京での一人暮らしよりもよっぽど日本的で規則正しい生活をしていることに、妙な感慨を覚える。ストレスを軽減するための環境整備は大事だなぁと、この間の帰国時に調達した枕のおかげでぐっすり眠れるようになったことだし。
Make it Different = 留学中、ボランティアに参加した際に教えてもらった言葉。
1 comment:
「Little Buddha」懐かしいです、見たことありましたね。
シアトルの青と、アジアの赤。そういうのが美しかった覚えがあります。
本とか映画とか、同じものを見ても違ったふうに受けとめられるようになるっていいよね。
Learning is to Change
なんとも示唆に富んだセリフですね。
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