いつから9月が憂鬱な季節になってしまったのか、
憎しみは憎しみを招くだけ・・・。
残されたものは怨み、悲しみの連鎖を残す。
月に人類を送り届けられるような時代になっても、なお、
なぜ人は悲しみや憎しみに苦しまなければならないのだろう。
先週の金曜日に起きた自爆テロの現場付近に、プロジェクトのオフィスがある。
平日であったらなら、甚大な被害を受けたに違いない。
建物の割れた窓ガラスの数を数えながら、足が震えた。
5月の暴動以来、カブールにきて2度目の経験である。
行動規制が敷かれ、通りを行く車も普段よりスピードを上げて走り抜けていく。
あれから5年目、いまはアフガニスタンにいる。
国際協力の仕事への切符をつかんだ夏の終わり、TVの中に見た映画のような現実。
体が震えていた。
次の5年後、自分は何ができる人間になっているのだろう。
そして世界は、今よりも賢くなっているのだろうか。
街に響く鐘の音は、なお追悼の中にあるのか、それとも祝祭に包まれているのか。
Monday, September 11
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