Monday, January 24
無礼講 - Break O by to R mansion
今年初めての観劇は、連れられていった"to R mansion"による「無礼講(Break O)」である。場所は「座・高円寺」@高円寺。ここに来るのは昨年2月の"虚構の劇団"による「監視カメラが忘れたアリア」以来か。
フランス凱旋公演ということで、開演早々、向こうでの様子を編集したビデオショーから始まる。アビニヨン演劇祭での一ヶ月ロングランを乗り切っての日本帰国。気合が入っている・・・が、なんとなく上滑りしていないか?パフォーマーの表情を映している割に、カメラを向けてもあまり喋ってこない。マイムだからか、フランス語が喋れないからか。。。
本編は、パントマイムをベースとしたパフォーマンスユニット、マジックありの、大道芸ありの、インスタレーションありの、たらいありの、舞台を走って飛んで、・・・まぁ忙しいパフォーマンスだった。音響、照明ともに煩くなく、パフォーマンスそのものに集中できたのは良かったと思う。
あまりに多くの要素、コンポーネントを詰め込みすぎて、マイムなのか、大道芸なのか、表現に統一感がなかった。冗長な感じがしたので、要素を絞ってもう少し短くても良かったのではないか。ちょっとごっちゃになりすぎていた感じである。
客層を見回せば、小さな子供連れが多かったし、外国人の子どももいたし、聾唖のお客さんもいたことから見ても、マイムに絞ったパフォーマンスの方がより楽しめるかなと思った。解説抜きで楽しめる表現であってほしい。赤いテープによるインスタレーション、空間の切り取りは全体の流れの中ではスローな展開部分だったが、逆にそれが良かったし、うまく作り込んでいた。役者も個性を捉えていて表情がいい。身体が硬いのは見るほうもつらい。キレが欲しい。
Label
theater review
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