Sunday, April 30

From Kabul

この春より、カブールに転勤となりました。

赴任早々の週末、うちの事務所のアフガン人スタッフの結婚披露宴に呼ばれて出席することに。

いま街では結婚式がブームというか盛んに行われていて、ナショナルスタッフもご他聞に漏れず伴侶を持つことになったわけです。
新郎は21歳、新婦は18歳と、とても若い二人ですが、焼きもちを妬くのを忘れるぐらい幸せそうでした。街中でカップルで手をつないで歩くことなど見られない国なので、結婚は人生で最大の幸福を得られる瞬間でもあります。

披露宴には男女230人近く集まっていて、相当な熱気です。
ところが、周りを見渡してもヒゲ面のオトコどもばかり。なんとこちらでの結婚式は、男女分かれての披露宴なのでした。

男性客は女性客を見られないばかりか、あろうことに新婦すら見ることができません。結婚式まで結婚相手の顔が判らない・・・と言ったような封建的な制度は無くなってはいるものの、男女が一同に会して祝うということは、アフガンでも先進的と言われるカブールでもまだ珍しいことのようです。
しかし、オトコばかりで新郎を祝ってもねぇ。。。何の楽しみもない・・。
もちろん宗教上ノンアルコールの宴会で、食事の前後は、みんなで楽しく踊り続けていました。
女性側は、新婦のお化粧直しとか指輪の交換があったりと「もっと」楽しかったとか。向こう側を見るには、アフガン人女性との結婚しかないかなぁ!?

結婚披露宴会場からは、街が一望できました。
復興プロセスも着実に根付いている息吹を感じ、これから本格的に始まる仕事に希望を持った日となりました。

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